正月太り? [食べること]
死者への哀悼 [心の栄養]
年賀状 [生きる]
学者対する賞賛 [心の栄養]
知恵 [心の栄養]
(旧約聖書シラ書37章23,24,26節)
IHでアルミホイルから火が出た [何でも初めて]
食い意地 [心の栄養]
もっともたいさつなこと [心の栄養]
皆さん新年おめでとうございます。
新年にあたってスラブ民族の間に伝わる古い伝説を皆さんに紹介したいと思います。
貧しい暮らしをしている一人の未亡人とその息子がいました。
ある日、町に住む人々は服を作るために自分の手で綿を糸に紡がなくても、またパンを焼くために手で粉をこねなくても、既にできた服やパンを買うことができると、人から聞いて母と息子は驚きとともに、そのまちを訪れる決意をしました。そこで、二人は弁当を二つ作り、子供と一緒に町の方へ赴きました。昼頃になると木陰に腰を下ろし、弁当をいただくことにした。食事をしているうちに、近くの洞窟から不思議な声が聞こえてきました。
「ここまでおいで、中にお入りなさい。5分間の余裕を与えるから、その間に好きなものを何でも取りなさい。ただし、もっとも重要なもの、最も大切なものを忘れずに」と。
ふたりはその声に従って洞窟に入り、金と銀を持てるだけ集め始めました。でも、あの不思議な声が繰り返し耳にひびくのでした。「最も重要なものを忘れずに」と。
洞窟を離れる時間が迫ってきたので、母はギリギリの時間に入り口をくぐって出ました。持ち出したものを自分の分と息子の分とに分けてから子どもを呼んだら返事はありませんでした。子どもは洞窟の中に閉じ込められてしまい、入り口は、大きな石でふさがれていて、そこから出られなくなってしまいました。
どうも大切なことを忘れたことに気づいた母親は二度と息子に会えず絶望し、持ち出したものと自分の命までを投げ捨ててしまいました。
みなさん、年の初めに自問自答したい。新しい365日をどう生きるか?4380時間をどう埋めるか?262,800分をどう悔いなく送るか?
皆さん、今を生きましょう。
二度と来ない新鮮な今を……。最も大切な事を念頭に置きながら……。
ドン・ボスコ社刊ステファノ・デランジェラ著「落ち葉」より
善人も悪人も、老若男女、地位の高い人もそうで無い人も
生きていく上での貴重な時間を与えられています。
あの時にこうしておけば良かった、と後悔することがよくありますが
時間は決して戻っては来ません。
自分に与えられている時間を悔いなく使うことが、
良い人生を送る秘訣の一つかもしれません。
時は金なりです。