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自分の罪を認める [心の栄養]

もし心の中で自分は神に対して罪があると感じながら、


自分に対しても他人に対してもその罪を認めないならば


そのような人間はつねに好んで他人、


とりわけ、


自分が罪を犯している相手の人間を非難しがちである。


(女子パウロ会刊「トルストイ ことばの日めくり」より)


自分は悪いという意識を持ちながらも平然と
神と人に対して悪いことをする場合がある。

何か悪いことをしている人を見たら

それを反面教師として、自分を見つめなおすことによって

罪を意識させる。


そしてよく糾明してから先ず神様に謝り

害を加えた人にも謝罪することによって

自分自身を浄化させることができる、

と解釈しました。


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剣は鋤、槍は鎌に打ち直す [心の栄養]

イザヤ書1  2章 4節


主は国々の争いを裁き、


多くの民を戒められる。


彼らは剣を打ち直して鋤とし


槍を打ち直して鎌とする。


国は国に向かって剣を上げず


もはや戦うことを学ばない。



この二三日温かい日が続いているので、

てんこ盛りだった雪が一気に解けてきた。

温かい日差しに誘われて散歩に出たみると

蕗の薹やスズランが残雪の傍で咲いていた。

桜の花が満開の地方もあるけれど、

約5か月、雪と生活してきたので

雪が解けて地表が見えただけでも嬉しいのは

人間ばかりではなく、植物や小鳥、昆虫も極寒に耐えて

この日を待っていたのです。


花々を見ていて、思い浮かべるのはウクライナとロシア兵。

焼けただれた地面に野花を見出すことなく

眼は敵を見つけるために下はむいていられない。手には銃。


ウクライナの国旗は青と黄色。

春の花は

タンポポのように黄色い花から咲くと言われています。

青空の下で真っ黄色なタンポポの絨毯。


銃を捨てて

安心して草花を愛でる日が早く来ますように。





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この世は 常に善と悪が入り混じっている [心の栄養]

完全ななぐさめと平穏は、


天国にのみあるでしょう。


しかし生きているあいだは、


常に善と悪は入り混じっています


ドン・ボスコ社刊「聖フランシスコ・サレジオのすすめ」より



悪いことをするのはこの世でのつね、


神様が善人のために用意されたのが天国です。


天国は、常に善を意識して


悪から遠ざかった生活をした人の為にあるのだと解釈します。

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この世を支配するのは愛と正義と人心を得る事 [いろいろな思い]

60年前に某作家から頂いた武者小路実篤氏の生原稿を妻が見つけた。

読んでみると正に今の戦争状態を予想していたかのようだ。


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今日雑感  武者小路実篤。

 この頃は見たい展覧会が実に多い。若い時だったら飛んでゆきたい。又事実飛んで行ったにちがいない展覧会が、沢山あるのだが、齢のせいか、中々見にゆく気になれない内に日がたつ、気がついた時はすんでいたと言う事がよくある。自分ではそう老人になったと思わないのだが、今矢張り気になるのは戦争だ。どうも新聞を見ていると、戦争が絶対にないとは言い切れない空気が見えて来ている。まあ大丈夫とは思うが、フルシチョフのような男が、あんまり調子に乗ると何を仕でかすかわからない気がする。

 西ドイツに対する恐怖が、今の内ならと言う気があるのじゃないかと考えられ、万一の事があったら大変だと思う。今度米ソの戦争があれば世界は破滅しないまでも、大半の人は死をまぬがれない事になる。米ソの人も大半死ぬか、僕達もとばっちりを受ける。死の灰に至ってはどう言う事になるか。子供や孫のことを考えても、絶対に悲惨な事はやめてもらいたい。しかし僕がいくら心配しても、どうにもならない。野心家がいつの時代にも何処かにいる事は実に情けない。

フルシチョフ一人の考えでどうにでもなるように、僕には考えられるのは買いかぶりで、恐ろしい者はその裏にいるのかも知れないが、いい気になって、おどしている内に、段々恐ろしい関係が生まれてくるのではないかと思う。そんな事のない事が実に願はしい。

 スターリーよりはフルシチョフの方がお人好しかと思うが、いい気な処があっては困る。僕たちは心配するより他仕方がないのは、情けないことである。

しかし今度世界がひっくりかえれば、一番ひどい目にあうのはソ連と米国であろう。その位の事は知っているんだろうと思うから、心配しないでもいいと思うが、おどしっこなしで、お互いに戦争は起こるまいと思いすぎて、虫のいいことを考えすぎるのは恐ろしい。驚いたり、心配したりしても仕方がないから、僕たち無力の国の住民は真理の力に立って、正々堂々と正しい道を進んでいくより仕方がないと思う。この世を本当に支配するのは結局愛と正義の道を進むことで人心を得る事だと思う。

 スターリン時代スターリングを賛美していた連中が、今になるとスターリンのやっていったまちがいを公然と非難し、非難しない事を恐れている。当然の結果とも思うが、スターリンが正しい事を行っていたら今になれば益々讃美されるのだと思うが、それではスターリンは勢力がとれなかったのかも知れない。

 この頃フルシチョフの人相がよくなって、昔の人相にくらべると好々爺の感じがいくらか出て来たかと思うが、しかしいい気持ちでいられなくなるとどうなるか、ソ連の人は御無理御尤もで通用するが、世界中はそうはゆかない。七分三分のかけあいが、うまくとれればいいが、一つ狂い出すと、どういう結果になるか。

 

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噓を貫き通す [いろいろな思い]

噓を貫き通す
誰の目にも嘘だと分かることを平気で言う人がいる。
子供ならば「嘘をついてはいけません」と注意をすれば素直に謝る。
しかし、年齢を重ねるにつれ、または権力を得た人の中にはその嘘を正当化しようとするひとがいる。
東京にいるときに、熊谷から通勤している従業員が居た。たまたま僕は用事があり札幌に滞在していた。原因は忘れたがJRが始発から運休していると言うニュースが流れた。しかし昼過ぎから京浜東北線などが走り始め、やがて新幹線も走り始めた。電車が開通したので従業員も出勤してきました。そして3時過ぎに会社から「Aさんが出勤してきません。家に電話をしても電話は出ませんし、携帯電話も連絡が取れません」と連絡が入る。
この日はAが担当している得意先との大事な打ち合わせが予定されていた。専門的な知識を要するので、誰でもいいというわけにはいかず、仕方なく急遽札幌から飛行機で会社に戻り、資料を持って得意先に向かい無事に打ち合わせを済ませることができた。
翌日にAに会社に来なった理由聞くと「終日JRが停まっていた」と応える。午後から普通列車、そして新幹線も開通した、と言っても
「熊谷では走っていなかった」と平然としている。またある日「得意先に直行し、打合せを済ませて来ます」と言ったので了承した。
10時頃「9時の約束だがAさんは来ないんだけど」と得意先の担当部長から電話が入る。昼頃Aが会社に来たので、得意先から苦情の電話が入ったけど何処へ行っていたんだ、と怒った。Aは約束通りに得意先に行ったが担当部長が席を外していて、暫く待ったが戻らなかったので仕方なく会社に戻ったと釈明。これも真っ赤なウソ。そういうことが度重なり解雇した。
ロシアのウクライナ侵攻で「嘘を平然と貫き通す」Aを思い出しました。

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敵に対する愛 [心の栄養]

不愉快な人、

 

敵意を抱いている人を愛する人だけが、

 

本当の愛を知っているのである。

 

真の愛の決め手ーーーそれは敵に対する愛である。

 

誰かがあなたを侮辱し、

 

あなたがその人間に悪感情を抱くようなことがあったら、

 

そのたびごとに、

 

人間はすべて同じ神の子であり、

 

それがどんなに不愉快な人間であろうとも、

 

兄弟として、

 

あなたと変わることのない神の子として、

 

愛することをやめてはならないのだということを、

 

思い出すように努めるがよい。

 

(女子パウロ会刊「トルストイことばの日めくり」より)

 

 

 

プーチンさん、

同じロシア人のトルストイの言葉を聞き入れてください。

敵意を抱いたら、

同じ地球号に乗って船旅をしている船友(戦友)なのだから

目的地に着くまで仲良く過ごすようにしましょうよ。

 

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人が全世界を手に入れても [心の栄養]

人が全世界を手に入れても、


自分の命を損なうなら、


何の得があろうか。


人はどんな代価を払って、


その命を買い戻すことができようか。


(マルコによる福音書 8章 36・37節)



前途ある若者たちが

凶弾に倒れていく。

親に抱かれた幼い子が

必死になって守ってくれている

涙一杯の親の顔を

不安そうに見つめている。


人の命は弁償できません。


戦争を始めたなら終わらせることもできます。

為政者は勇気をもって終わらせてください。




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幸せの秘訣 [心の栄養]

幸せになるのは、とても簡単。


幸せになりたいなら、


もう出来なくなったことを嘆くのをやめ、


まだ出来ることがあるのを喜びましょう。


まだ持っていないものをうらやむのをやめ、


もう持っているものに感謝しましょう。


片柳弘史著「こころの深呼吸」より



自分の持っているもので満足できない人は

のどが渇き、泉で両手で水をすくって飲むのでは飽き足らず

泉に顔を突っ込んで水を飲みほそうとしている人だ。

両手ですくって飲む人は、

ミネラルたっぷりの清涼極まりない飲み水に満足を得る。

泉に顔を突っ込んで飲む人は

清く澄んだ水の味が分からないばかりか

不純物まで飲み込み、体を害するかもしれない。


ウクライナ侵攻を早くやめて

真の幸せを掴んで欲しい。


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正しい道から離れたら失うものが多い [心の栄養]

正しい人がその正しさから離れて不正を行い、
そのゆえに死ぬなら、それは彼が行った不正のゆえに死ぬのである。
しかし、悪人が自分の行った悪から離れて正義と恵みの業を行うなら、
彼は自分の命を救うことができる。
彼は悔い改めて、
自分の行ったすべての背きから離れたのだから、
必ず生きる。死ぬことはない。
(エゼキエル書 18章26~28節)

自分が正しいと思っていても、気が付いてみれば単なる自己満足で、
はたから見れば単なる迷惑行為である場合もある。
そう気が付いた時には、回心(自分の心を正しい方向に向けること)し
軌道修正しなければならない。
そうしないと、ますます自分を破滅の道へと導いてしまう、
と解釈しました。

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最高の社会道徳 [心の栄養]

あなたたちは盗んではならない。

うそをついてはならない。

互いに欺いてはならない。

わたしの名を用いて偽り誓ってはならない。

それによってあなたの神の名を汚してはならない。わたしは主である。

あなたは隣人を虐げてはならない。奪い取ってはならない。

雇い人の労賃の支払いを翌朝まで延ばしてはならない。

耳の聞こえぬ者を悪く言ったり、目の見えぬ者の前に障害物を置いてはならない。

あなたの神を畏れなさい。わたしは主である。

あなたたちは不正な裁判をしてはならない。

あなたは弱い者を偏ってかばったり、力ある者におもねってはならない。

同胞を正しく裁きなさい。

民の間で中傷をしたり、隣人の生命にかかわる偽証をしてはならない。

わたしは主である。

心の中で兄弟を憎んではならない。

同胞を率直に戒めなさい。そうすれば彼の罪を負うことはない。

復讐してはならない。民の人々に恨みを抱いてはならない。

自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。わたしは主である。

(レビ記 19章11~18節)



知人に「カトリックの教えは具体的にどんなこと教えなの?」と質問されました。

僕は「当たり前で簡単な教えだけど、教えを守るのは難しい。

映画にもなり有名な『十戒』、

つまり神を愛し神の名を使って商売をしてはいけない。

他人のものを欲しがったり盗んではいけない。

親を敬い、お互いに愛し合い殺してならない。

どれも聞いてみると人間として普通の道徳心でしょう」と説明しました。

知人は難しい宗教的な説明をされるのだと思っていたのか

「なあんだ、そんなことか」と物足りなさそうでした。

しかし、暫く考え込んでから

「泥棒や人殺しをしないが、友達とよくケンカをするし、

それに真に心から親孝行をしていないな。

これって当たり前の教えなんだね」。

カトリックの教えはもっと奥深いが

知人は社会道徳の真の意義を悟ったようです。

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欲望 [心の栄養]

ルカによる福音書 9章25節
「人は、たとえ全世界を手に入れても、
自分の身を滅ぼしたり、
失ったりしては、何の得があろうか。」
今与えられているもので満足することが永らえる秘訣。
欲は深遠で、
欲するものをいくら手に入れても満足を得ることなく、
むなしさだけが残る。

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戦争をする者は、人間性を忘れる [祈願]

「戦争をする者は、人間性を忘れる」教皇、平和への思い


教皇フランシスコは、ウクライナの人々の苦しみに思いを寄せると共に、

平和へのアピールを新たにされた。


 2月27日(日)、教皇フランシスコはバチカンで行われた正午の祈りで

ウクライナ情勢に触れ、「戦争をする者は、人間性を忘れる」と、

平和を強くアピールされた。

 ウクライナの人々の苦しみに思いを寄せる教皇は、
「戦争の狂気の代償を身をもって払う真の犠牲者は、普通の市民たちである」と述べ、
緊急に人道回廊を開くよう呼びかけた。

 教皇のアピールは次のとおり。

**********

 ここ数日、わたしたちは悲劇的な出来事に衝撃を受けています。
それは戦争です。

 わたしたちはこの戦争への道をたどらないようにと何度も祈りました。
このことについて話し続けましょう。神にもっと強く祈り求めましょう。

こうしたことから、3月2日の「灰の水曜日」に行われる
ウクライナの平和のための祈りと断食の日への参加を改めて呼びかけたいと思います。
ウクライナの人々の苦しみに寄り添い、皆が兄弟であることを感じ、
戦争の終結を神に祈る日です。

 戦争をする者は、人間性を忘れます。
人々の側に立たず、一人ひとりの命を見つめず、一部の利害と権力しか考えません。

 武器の悪魔的でよこしまな論理に頼ることは、神の御旨から最も遠いことです。
また、それは平和を望む一般市民から遠ざかることです。
あらゆる紛争において、戦争の狂気の代償を身をもって払う
真の犠牲者は普通の市民たちです。

 今この時、避難先を探すお年寄りたちや、
子どもを抱いて逃げる母親たちを思います。
これらの兄弟姉妹たちのために、緊急に人道回廊を開き、
避難者を受け入れなければなりません。

 ウクライナで起きていることに心を引き裂かれると共に、
イエメン、シリア、エチオピアなど世界の他の地域で起きている戦争をも
忘れることはできません。

 繰り返します。武器を置いてください。
神は、暴力を行使する者とではなく、平和を作る人々と共におられます。

 イタリアの憲法が唱えるように、
平和を愛する人は「他の人民の平和を脅かす方法、
国際的係争の解決手段としての戦争を認めない」からです。



教皇フランシスコは上記のように訴えました。
武器そのものは生き物ではありません。
武器を操り平和を壊すのは私たちです。
一刻も早く武器を置いて、
日常の生活を取り戻すことができますように。


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