最高の社会道徳 [心の栄養]
あなたたちは盗んではならない。
うそをついてはならない。
互いに欺いてはならない。
わたしの名を用いて偽り誓ってはならない。
それによってあなたの神の名を汚してはならない。わたしは主である。
あなたは隣人を虐げてはならない。奪い取ってはならない。
雇い人の労賃の支払いを翌朝まで延ばしてはならない。
耳の聞こえぬ者を悪く言ったり、目の見えぬ者の前に障害物を置いてはならない。
あなたの神を畏れなさい。わたしは主である。
あなたたちは不正な裁判をしてはならない。
あなたは弱い者を偏ってかばったり、力ある者におもねってはならない。
同胞を正しく裁きなさい。
民の間で中傷をしたり、隣人の生命にかかわる偽証をしてはならない。
わたしは主である。
心の中で兄弟を憎んではならない。
同胞を率直に戒めなさい。そうすれば彼の罪を負うことはない。
復讐してはならない。民の人々に恨みを抱いてはならない。
自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。わたしは主である。
(レビ記 19章11~18節)
知人に「カトリックの教えは具体的にどんなこと教えなの?」と質問されました。
僕は「当たり前で簡単な教えだけど、教えを守るのは難しい。
映画にもなり有名な『十戒』、
つまり神を愛し神の名を使って商売をしてはいけない。
他人のものを欲しがったり盗んではいけない。
親を敬い、お互いに愛し合い殺してならない。
どれも聞いてみると人間として普通の道徳心でしょう」と説明しました。
知人は難しい宗教的な説明をされるのだと思っていたのか
「なあんだ、そんなことか」と物足りなさそうでした。
しかし、暫く考え込んでから
「泥棒や人殺しをしないが、友達とよくケンカをするし、
それに真に心から親孝行をしていないな。
これって当たり前の教えなんだね」。
カトリックの教えはもっと奥深いが
知人は社会道徳の真の意義を悟ったようです。
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