屈辱的な融資申し込み [事件・事故・災難]
コロナウィルスで中小企業・飲食業、個人経営者が資金繰りに困っています。
政府は無利子、無担保の貸し付けや、
200万円などの給付金を検討しているようですが、
検討している間に窮地に追い込まれる人々が大勢いますので、即実行してほしい。
融資を受けても「返済」という重荷がありますので、前途多難な経営を強いられます。
今から50年ほど前に、
社長が知能犯で「豚箱」に入ったのが原因で会社が窮地に陥った時があります。
その時に平社員でありながら古参兵の僕が書類を携え、
大手町の「国民金融公庫」へ融資を申し込みに行きました。
30分ぐらい待たされ、自分の会社の名前が呼ばれ部屋に入りました。
部屋には担当官が椅子にのけぞっていて、心の中で
「嫌な奴だなぁ」と思いながらも一通りの挨拶をして、書類を机の上に置きました。
書類を数枚見ると
「こんな書類じゃ融資はできんよ」と放り投げ、書類はひらひらと床に落ちました。
短気な僕は。起こったら負け、ここは融資を受けるまでは我慢!と歯を食いしばり
会社に戻り、書類を書き直しました。
独立してからも、国民金融公庫から融資を受けることがありましたが
その時には「東京商工会議所」の会員になっていたので
書類を商工会議所経由で提出したら短期間で融資を受けることが出来ました。
あの時の、書類を放り出した担当官を思い出すたびに腹が立ちます。
融資関係者は、融資担当者のお金を融資するのではなく、
国民の税金を上手に活用するために、融資しているのだと認識して欲しいです。