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金持ち [心の栄養]

言葉や舌先だけでなく、行為と事実によって愛するために、金持ちはそれを望む者に施しを与えなければならない。とこのようにキリストは言われる。(マタイ19章16か-22参照)。

しかし望むままに施しを与えていたら、その人間にどんなに財産があったとしても、その人はまもなく金持ちではなくなってしまうだろう。ところが、金持ちでなくなった途端にキリストが裕福な若者に言われたことを、その人は実行するようになるだろう。

(トルストイことばのひめくり)より

 

トルストイは下記の聖書のことを言っています。

金持ちの青年

16 さて、一人の男がイエスに近寄って来て言った。「先生、永遠の命を得るには、どんな善いことをすればよいのでしょうか。」
17 イエスは言われた。「なぜ、善いことについて、わたしに尋ねるのか。善い方はおひとりである。もし命を得たいのなら、掟を守りなさい。」
18 男が「どの掟ですか」と尋ねると、イエスは言われた。「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、
19 父母を敬え、また、隣人を自分のように愛しなさい。』」
20 そこで、この青年は言った。「そういうことはみな守ってきました。まだ何か欠けているでしょうか。」
21 イエスは言われた。「もし完全になりたいのなら、行って持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」
22 青年はこの言葉を聞き、悲しみながら立ち去った。たくさんの財産を持っていたからである。
23 イエスは弟子たちに言われた。「はっきり言っておく。金持ちが天の国に入るのは難しい。
24 重ねて言うが、金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」 

イエス様は金持ちはいけないとは言うのでは無く、
必要以上にお金があるならばそれを困っている人に分けてあげなさい、といっています。
百億円持っていたとしても、それが会社などを維持するために必要なお金ならば
そのために使ってしまえばゼロ円になってしまいます。

お金持ちで、世間的に見て、公徳心があり、礼儀正しく、親孝行で非の打ち所がない
と言われている人が
困っている人に目もくれないならば、神様はその人を残念に思い悲しまれる。
目に見える財宝は消えてしまうが、施しは心の喜び、善意という宝です。
この財宝は神様の御旨にかなうことで、永遠に無くなることがないと解釈しました。

 

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