人間の形而下の悪 [心の栄養]
人間によってなされる形而下の悪は
この世においては、
それを行ったもののところへは戻らないかもしれない。
しかし悪い行いをさせるにいたった邪悪な感情は、
おそらくその人間の魂にその痕跡を遺し、
いずれにしても、
その人間を苦しませるに相違ない。
(女子パウロ会刊「トルストイ ことばの日めくり」より)
悪いことをして財産をなした人が、優雅な生活をしている。
それならば悪いことをして富を増やし、贅沢をした方がいい。
真面目に生きている人が、満足な生活にできずにいるのは
神様は不公平だ!
と思うことがしばしばあります。
でも、亡くなってから、神様の前で全ての行いに対して裁かれるときに
悪いことをした人は、なんと弁明するのでしょうか。
人のせいにせいにしても、残念ながら神さまの前では通用しません。
そういう通用しない邪悪な感情を抱いて生きていく人は可哀そうです。
と解釈しました。
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