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人生の旅路 [心の栄養]

人生の旅路には、

人間の一生、それは自分で計画したものではなく、

それを超える力によって導かれてきたものという含みがあります。 

旅路には人生をふりかえって、

その足跡を辿るものというイメージがつきまといます。

神秘的で、

人の力や計画ではコントロールできない要素を多分に含んだ人生というものをどう捉え、

これからそれとどのようにつき合ってゆきますか。

人生の旅路には、

人間をこえたものに頼ることと、

他方で自助努力も欠かせません。

この拮抗した関係において、神さまにすべてをゆだねる術を学びたいです。

自力と他力、努力と信頼、頑張りと委ね、

この人生におけるバランスと神秘に身を委ねながら、

どうかこの世での旅路を歩ませてください。

(心のともしび 古橋 昌尚)より

人生の旅路
自分の人生の旅路なのに
自分の意志を超えた力、計画によって
目的地に向かっているような気がします。
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共感 [心の栄養]

良い話し相手になるためには、

悩む人の思いに共感し、

静かに頷くことで、

自分を回復に導く内なる力を引き出すことが大切です。

 一人で考えるより対話する人がいることで、

気持ちが楽になることがあります。

本心を話せる人と出会えることは希望の糸口になり得ます。

(心のともしび 服部 剛)

この人なら相談に乗ってくれそうだと思い
悩みや困っていることを相談することがあります。
真剣に話を聴いてくれ、一緒に悩み、解決の糸口を手繰ってくれる人もいます。
しかし、なかには上の空で「うん、うん」とわれ関せず
という顔の表情で聞く人もいます。
そういうときの心の虚しははかり知れません。
相談したことへの後悔が残るのみです。 
相談を持ち掛けられたら、
相手のみになって共感し、
親身になって聞いてあげることが大切なんですね。

たとえ相談相手の解決口にならなくてもです。
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死後の再開 [心の栄養]

死は、

この世界との別れの時であると同時に、

先に向こうに行った人たちとの再会の時でもある。

あちらの世界がどんなものなのか想像もつかないので、

ちょっと怖い気もするが、

先に行った人たちとの再会を想像すると、

何かとてもうれしい気もする。

彼ら彼女たちと再会したとき胸を張って話すことができるように、

これからの人生の日々も精いっぱいに生きてゆきたい。

(心のともしび 片柳 弘史 神父)


この世では先に逝った人たちに
墓参や祭壇や仏壇に飾ってある写真などで
自分の思いを寄せることができますが、

あちらの世界に行きますと
あったこともないご先祖様にも会うことができます。
そう考えると
「死」も楽しみです。

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夫婦への勧め [心の栄養]

1 妻たちよ、自分の夫に従いなさい。

夫が御言葉を信じない人であっても、

妻の無言の行いによって信仰に導かれるようになるためです。

 2 神を畏れるあなたがたの純真な生活を見るからです。

 

7 同じように、夫たちよ、

妻を自分よりも弱いものだとわきまえて生活を共にし、

命の恵みを共に受け継ぐ者として尊敬しなさい。

(ペトロ一 3章1.2.7節)


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死は肉体を滅ぼすがいのちは永遠 [心の栄養]

死をどのように見るか――それによって、

その人の生き方は、形造られるのかもしれません。

多くの人は、死を恐れているのでしょうか。


 しかしかつて、マザー・テレサは、こう語りました――

「もしも、死は神の家に帰ることだと正しく説明されれば、

死を恐れることなどなくなるのです。」

彼女が語る「神の家」とは、いったい何なのでしょうか。

またこの安らかさは、いったいどこから来るのでしょうか。



 カトリック教会の葬儀ミサにおいて、次のような祈りが唱えられます。

「キリストのうちにわたしたちの復活の希望は輝き、

死を悲しむ者も、

とこしえのいのちの約束によって慰められます。

信じる者にとって死は滅びではなく、

新たないのちへの門であり、

地上の生活を終わった後も、

天に永遠の住みかが備えられています。」

つまり、この世での死は、

生命の終焉ではあってもいのちそのものの終わりではなく、

一つの通過点にほかならない、ということでしょうか。

(心のともしび 竹内 修一 神父)より



人の死の表現として
他界
あの世
極楽往生
昇天
帰天
などといいます。

円覚寺の管長日記に死について次のようにあります。

死とは何か | 臨済宗大本山 円覚寺 (engakuji.or.jp)

「赤い風船が針で刺されて破れても心配はいらない。

中の空気は外に出て行き、お空の空気と合流するだけ。

いのちも同じで人は死んでも終わりにならない。

大きないのちと合流しまた新しいいのちが生まれる。」

という話しだったのでした。

そこで和尚は
「人が死に直面したとき、いのちとは何かを真剣に考える。

死は肉体を滅ぼすがいのちは永遠ということに気づく人も多い。

すると死の恐怖感から解放されるんです。」と書かれていたのでした。

古いノートに書き写した話です。

肉体と霊魂が一体の時に善行をしておかないと
死んでからは出来ません。
あの世で神様に喜ばれるお土産を
この世で沢山準備したいと思います。


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「生飯」(さば) [心の栄養]

島根県出雲の山の中にある禅寺に高校生の修養会に出掛けました。

お寺の和尚さん達に坐禅・食事・掃除などの指導を受けます。

 本堂での講話で住職と神父の二人が高校生に向き合います。

もう47年目の学校行事なのです。
 食事・精進料理を頂く作法の中で、ひときわ心打たれる作法がありました。

食前のお経の後、

それぞれが自分の食べるご飯から、

先ずこの世の食事が食べられない人々の為に、

箸で一掴み別のお皿に分け置くのです。

お寺の方がそれを集めて行かれます。
 自分が食べる前に自分の食べる分を食べられない人々の為に分ける。

これは「生飯」(さば)と呼ばれる作法・修行だそうです。

 高校生の顔が輝いています。

釜ヶ崎で見た現代日本の、

そして世界の現状の扉を開く、

一瞬の光が差し込んで来ました。

(心のともしび  林 尚志 神父)より


私が幸せのなかにあっても

困っている人たちのことを忘れることがありませんように

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食のぬくもり [心の栄養]

心を支える食事の大切さを発信されている伊藤幸史神父様は、

手作りのお弁当の魅力について、こう語っておられます。

「あなたが大切な存在であることを親から子へ伝える力をお弁当は持っています。

手作りのおにぎりを頬張るとき何とも言えない温もりと幸せを感じるのは、

単なる空腹を満たす体の糧ではなく、

握ってくれた人の愛情を味わうことができるからです」。

 「パック入りおかずを買って帰ったときは、

ぜひお皿に盛りつけて食卓に並べてください。

ひと手間かけてくれた親の心配りがきっと子どもに伝わるでしょう」と、

多忙を極める親への助け舟も出してくださっています。

(心のともしび  阿南 孝也)より

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愛は決して滅びない [心の栄養]

 2 たとえ、預言する賜物を持ち、

あらゆる神秘とあらゆる知識に通じていようとも、

たとえ、山を動かすほどの完全な信仰を持っていようとも、

愛がなければ、無に等しい。

 3 全財産を貧しい人々のために使い尽くそうとも、

誇ろうとしてわが身を死に引き渡そうとも、

愛がなければ、わたしに何の益もない。


4 愛は忍耐強い。

愛は情け深い。

ねたまない。

愛は自慢せず、

高ぶらない。

 5 礼を失せず、

自分の利益を求めず、

いらだたず、

恨みを抱かない。

 6 不義を喜ばず、真実を喜ぶ。

 7 すべてを忍び、

すべてを信じ、

すべてを望み、

すべてに耐える。


8 愛は決して滅びない。


(1コリントへの信徒への手紙13章2~8節)


聖パウロはどんなに偉い聖人や人格者、天使が

立派な予言や言葉を語っても
愛を持って語らなければ、
やかましいドラの音しかない、といって
上記のように述べています。
 

今の国会答弁も国民に愛を持って接しているようには感じません。
役人が夜なべして考えた答弁書を読み上げるだけでは
説得力もないし気持ちも伝わってきません。

言動には「愛」が必要なんです。
「愛」は普遍であり「不変」です。
「愛」誰でもごく当たり前に心の中にあり
その愛は時が経ても変わることがありません。

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居心地のいい時間 [心の栄養]

誰にも気を遣わず独りでくつろぐ時間。

本当に
居心地のいい場所とは、

自分自身の中にあるのかもしれない。

ありのままの自分に戻り、

自分を労る時間を作りたいものだ。

(心のともしび 岡野 絵里子)


本当に居心地のいい時間をつくるためには

虚栄を張らずに
謙虚に自分自身を見つめることが大事もしれません。



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居心地 [心の栄養]

「居心地」というのは、

それぞれの感性や人生背景に大いに依存し、

「人によって様々」だと思います。

しかし、自分が自分であること、

自分の感性や味わいに正直であること、

自分にとっても相手にとっても居心地の良い環境を共に築く姿勢が大切だと思います。

 人生の大きな選択であればなおさら、

客観的な良し悪しよりも、

互いに自然体で認め合い、

満たし合う関係性を構築する「居心地」が大切なのではないでしょうか。

(心のともしび シスター 山本 久美子)より


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