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与える心、それはクリスマス [心の栄養]

与える心、それはクリスマス。

数年前のクリスマスイブ。天王寺教会に一人の小学校低学年の男の子が司祭館のベルを鳴らしました。戸を開けに行った私にしにー通の封筒を手渡し、素早く姿を消しました。

封を切ってその中身を出したら、1万円札と次の短い手紙が入っていました。

「神父様、私は6年間病気で寝たきりです。

このわずかなお金を私より困っている人のためにどうぞ使ってください」と。

今年のクリスマスの日に、幼子イエスキリストに心をこめて願いたい。

人生を豊かにする人への情けと憐れみの恵みを……。


 

人のふんどしで角力をとっているようだが、妻が教会で受け取ったクッキーは

少し複雑な家庭に持っていた。

娘は小学校高学年、再婚なので父親とは血の繋がりが無い。

娘さんが小学校三年生の時に

「娘さんに虐待していると通報がありましたので……」と警察が突然来て調査を始めました。

父親も母親も娘も全く身に覚えが無いので、警察官に聞いてみると、

・雨が土砂降りの日に傘もささずに、帰宅したのをみかけたひとがいる。

・激しく叱責した。

・いつも一人で留守番をさせているので、満足に食事をさせていない疑いがある。

というのです。

親は共稼ぎなので、下校時間に急に雨に降られても迎えには行けない。

学校から帰ってからのおやつも準備してあるし、当然悪いことをすれば叱る。

どれもわざわざ警察官が来て取り調べるようなことでは無い。

警察官は母親と娘が父親を庇っていると決め込み、

約1週間様子を見に来たが何も変わったことがないのでそのまま終了した。


満員電車の痴漢騒ぎもそうだが、「痴漢ですよ」と言った本人を信用し、

たまたま側に居た人が犯人される場合がある。

今回も、訴えた人の言うことを信用し、連れ子だから虐めに違いないと決め込み、

結果的に平和に暮らしていた家族に嫌な思いをさせてしまう。

娘さんはラサール函館を目指して猛勉強中、がんばれ!


妻が持って行ったクッキー、両親と3人で同じクッキーを分け合って食べれば、

より一層お互いの愛を深めることが出来るのでは無いでしょうか。

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クリスマス&メリークリスマス [いろいろな思い]

北海道に移住して以来の雪の無いクリスマス。

北海道、北陸地方は豪雪で交通網、停電など大きな雪害をもたらしていますので、

目の前に雪が無い現実が信じられないほどです。

昨日はクリスマスイブでした。


10時の気温は6度

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雨上がり

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夕方、主の御降誕ミサに教会へ

聖堂には馬小屋が飾ってあります

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ミサ後家に帰り、いただいた葡萄酒で乾杯!

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クリスマスの今日も雪は降っていません。

10時の気温、昨日と殆ど同じ

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空は晴れ

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正午からミサ

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家に帰ってから、昨日教会でお祝いにいただいたクッキーを近所の母子家庭にあげました。

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未就学児の男の子に満面の微笑みを浮かべて「メリークリスマス」とお礼を言われ

僕の心の中はほんわり暖かくなり、なんとも言えない嬉しさがこみ上げてきて

お母さんの笑顔も僕にとってはクリスマスの贈り物になりました。

クッキーを食べてしまえば、美味しいだけでの自己満足で終ってしまいますが

母子の二人の笑顔は、クリスマスの贈り物としていつまでも心の中に遺ります。

クリスマスは贈り物の交換。

微笑みをありがとう!!

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白いクリスマス [心の栄養]

白いクリスマス

 

夢にみる幼い頃の白いクリスマス。

こずえがキラキラ光り、そりの鈴に耳を傾ける子供たち……。夢にみる真っ白なクリスマス。クリスマスカードを一枚一枚書く時。あなたの毎日は幸せで、あなたのクリスマスは純白でありますように、と……。

皆さんは雪の降る景色を、窓からじっと見つめたことがありますか。

なんとも言えない美しい眺めです。そして色々な考えが自然に浮かんでくるのです。音もたてないで、ヒラヒラ舞いながら落ちる雪が、地上のすべてを白いマントで覆うのです。

私たちも、人生を美しい夢で覆いたい、真っ白に……。

雪の下の土は暖かい。エスキモーは雪で住む家を造るし、雪に立ち向かって、冬のさなかに咲く花もあるのです。私たちも、心の底にいつも温かさを保ちたい。孤独で凍えそうな人を温めるために……。束の間の雪……。私たちも人に施す親切を忘れ、受けた恩を心に残したい。万年雪のように……。

春のぬくもりが雪を溶かしたおかげで大自然はよみがえるのです。

ことわざにもある通り、「大雪が豊作をもたらす。

ドンボスコ社 ステファノ・デランジェラ著「落ち葉」より

 

 

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