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お陰様で30万円になりました [一日微善]

先月、新十津川の別荘に行ったときに、隣の農家の人がブロッコリーはもう農協に出荷しないから、採っても良いといわれた。

言われた日の夜は冷え込みそうで、霜があたると味が変わるので早めの方が良いと説明をうけ急いで畑に行く。

長靴とマスク、軍手に包丁を持ってブロッコリーを採り始めた。

陽が傾くに従って気温が下がり、足と手が冷たく水のような鼻水が出てきて、

水のような鼻水は否応なしに口に入ってくる。

久しぶりに鼻水のしょっぱさを味わった。

身体が冷えこんできたので、止めようかと思う。

漠然とウクライナの義援金の為にと採っていたのが、このブロッコリーの1株がウクライナの困っている人たちの役に立つ。子供たちのお菓子の足しになるかもしれないと思いながら採っていると、不思議と寒さや冷たさが感じなくなってくる。

陽が落ちて手元が危なくなったので止めて、収穫したブロッコリー約200株を段ボールとビニール袋に入れて教会に持って行った。

教会に着くと安心したのか身体が徐々に温まってくる。

主任司祭はお陰で30万円をウクライナ義援金事務局に送ることができた、といって喜んでくれた。教会の信者さんが手芸品や、自家製のお菓子などを教会に持ってきたのを改めて自分でその品物を買い、ウクライナのためにと義援金箱にいれていく人も居るという。


農家の善意のお陰で、僕もウクライナの人たちのために少しは役に立ったのだと思うと、ウクライナの寒さに比べれば、ブロッコリー刈りの寒さなんか屁のかっぱだ。

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