水の価値 [心の栄養]
親の恩には報えても、水の恩には報えません。
人間が生きていく上で、水は欠かせないものであるということです。
だいぶ歩いて疲れた老子と連れの者たちは、
澄みきった小さな湖の辺りに足を止めました。
皆さわやかな気分になって、楽しく師を囲んで座りました。
老子は澄んだ眼差しで、清らかな波をうっとりと眺めていましたが、
やがて弟子たちにいいました。
「あなたがたも水のように良いものであってほしい!
水は何にでも役に立ち、何よりも使われるものです。
全てを清め、全てに命を与えます。
あなたがたも、水のように良いものであってほしい!
水は頑なに自分の形を変えまいとして、争ったりはせず、
どんな器の中でも静かに広がります。
あなたがたも水のように良いものであってほしい!
水はいつでも、目立たない低い所を好みます。
あなたがたも水のようであってほしい!
水は蒸気になって太陽に向かって、澄みきった空に昇ります。
英語のことわざには、「井戸が涸れるまで、水の価値は分からない」
というのがあります。
(ドン・ボスコ社「落ち葉」より)
失ってから、その本当の価値が分かることがあります。
あらためて、自分の身の回りを見回してると
太陽、月、空気、星空、など
神様は人々に平等に与えられています。
みんなの住居である地球を
戦争などで破壊することなく大事にしたいです。
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