名声を保つ方法 [心の栄養]
名声は
柔和と謙遜をもって保たれます。
ドン・ボスコ社刊「聖フランシスコ・サレジオのすすめ」より
上記の言葉を理解するのに、聖書に次のようにイエス様は言われています。
1イエスは群衆と弟子たちにお話しになった。
2 「律法学者たちやファリサイ派の人々は、 モーセの座に着いている。
3だから、彼らが言うことは、 すべて行い、また守りなさい。
しかし、彼らの行いは、 見倣ってはならない。言うだけで、実行しないからである。
4彼ら は背負いきれない重荷をまとめ、人の肩に載せるが、
5そのす ることは、すべて人に見せるためである。
6 宴会では上座、会堂では上席に座ることを好み、
7また、 広場で挨拶されたり、『先生』と呼ばれたりすることを好む。
8だ が、あなたがたは『先生』と呼ばれてはならない。
9また、 地上の者を『父』と呼んではならない。
10『教師』 と呼ばれてもいけない。 あなたがたの教師はキリスト一人だけである。
11あなたがたのう ちでいちばん偉い人は、仕える者になりなさい。
12だれでも高ぶ る者は低くされ、へりくだる者は高められる。」(マタイ23章1節~12節)
あなたがたの師は一人だけ
地上の者を『父』と呼んではならない。
ここで言う「師」「父」とは、
この世では自分が一番偉く崇められる人物だと思い込んでいる人
だと解釈しました。
オーストリアの映画で1958年製作の「野ばら」という映画があります。
ハンガリーの動乱から逃れた来た少年を助けた元船長は
少年が音楽の才能があることを知り、ウィーン少年合唱団に訪れます。
ウィーン少年合唱団の宿舎は広いので、
元船長は横柄な態度で園丁に団長のへやを訪ねチップを渡します。
しばらくして団長室へ通されると、なんと園丁が団長だったのです。
元船長はバツが悪く恐縮してしまいます。
人徳のある高貴な人は、
進んで皆に仕えるしごとをしている
ことを教えられました。
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