いつも新しい気持ちで [心の栄養]
江戸時代、堺の街に吉兵衛という人がいました。
商売繁盛していたのですが、妻が寝たきりの病人になってしまいました。
商売繁盛していたのですが、妻が寝たきりの病人になってしまいました。
使用人も多くいたにもかかわらず、
吉兵衛は、妻の下(しも)の世話を他人に任せず、
忙しい仕事の合間を縫って、してやっていました。
周囲の人々が言いました。
「よく飽きもせずなさっていますね。お疲れでしょう」
それに対し、吉兵衛はこう答えたと言われています。
吉兵衛は、妻の下(しも)の世話を他人に任せず、
忙しい仕事の合間を縫って、してやっていました。
周囲の人々が言いました。
「よく飽きもせずなさっていますね。お疲れでしょう」
それに対し、吉兵衛はこう答えたと言われています。
「なにをおっしゃいます。一回一回が仕始めで仕納めでございます」
(渡辺和子著面倒だからしよう)より
「いま」、「この瞬間」を有意義に過ごすことが大切で
この後の時間が果たしてやってくるかわかりません。
そういう風に考えると「まんねり」ということはないんですね。