初めてのテレビ [いろいろな思い]
子供のころ深川に住んでいた。
この地域で一番早くテレビを購入した店が軽食と甘味処の店であった。
昭和20年代後半は希少なテレビを買うだけで町中の評判になった。
サラリーマンの給与の1年分の価格なので、
電気店のショウウィンドウにも商品見本のテレビを置いているところは少ない。
当時の人気番組は何といってもプロレスリング、
力道山が空手チョップで外人選手を倒すと観客は大喜び。
子供心にも、力道山が相手の選手を空手チョップで倒すと胸が熱くなりす~っとした。
まだ敗戦国という気分が抜けず、
アメリカ人が故意に壁などを壊しても文句を言えない、
と周りの大人なたちから聞かされていた。
それで対戦相手の外国人選手が倒されると、
思わず手を叩き喜びと嬉しさが体の底から湧いてくるのだった。
店内でのテレビ鑑賞は飲食する人に限られていたので、
入り口の周りはテレビ観たさに只見で人が道路にあふれている。
風太郎は後ろから押し分けて入り込み、
背伸びして力道山が活躍するプロレスリングをよく観ていた。
あれから70年近くたった今、外壁塗装工事はされているが建物の形は変わっていないし
シャッターが下りているが入口の大きさはそのままだ。
でも、なお、天を見上げる時 [心の栄養]
でも、なお、天を見上げる時
私には見える
この世界がゆっくりと少しずつ
砂漠に変容していっている様が。
私には聞こえる
私たちを殺そうとして
走りくる雷が、より強くなっているのが。
私は感じている
幾百万の人間の苦悩を、共に。
でも、なお
私が天を見上げる時
私は想う
すべてが善いものへと
転じてゆく時がくるだろうと。
(霊性センター せせらぎより)
いま放った一発の爆撃が、
緑豊かな大地を砂漠に化してしまう。
武器を鍬や鋤に変えることが大事である
ということを
戦争当事国は気付いてほしいです。
過去は宝、将来は可能性 [心の栄養]
過去は宝です。
そこから学ぶためのものであって、
こだわるためのものではありません。
将来は可能性です。
実現を目指して挑戦するためのものであって
いたずらに不安をいただくためのものではない。
そのために現在を
今のこの瞬間を
どう生きるか、それが大切です。
(ドン・ボスコ社 落ち葉)より
過去の人たちは、私たちに多くの宝物を遺してくれました。
その宝物のおかげで、何不自由なく生活をしています。
少し前までは、北海道ではお米はできないと言われていましたが、
先人たちのたゆまない努力のおかげで、
美味しいご飯が食べられるのもそうです。
食のほかにも、乗り物の発明により列車、自動車、飛行機で
観光地へ行くことができ、別世界の光景が見られます。
多くの先人が遺してくれた宝物を利用することによって
大きな将来の実現可能な夢が生まれてきます。
夢が叶ったなら
これから生まれてくる子供たちは
自分たちの可能性を実現させるために
私たち過去の宝物を有効活用してくれることでしょう。
友だちになるために [心の栄養]
友だちになるために
初めから友だちになれると感じた。
それは、どんなことについて話ができるかということだけでなく、
一緒に黙っていることができるから。
( マヌエラ・カザル)
おしゃべりをしなくても
ただ傍にいてくれるだけでいい。
そういう人間関係になりたい。
黄金律 [心の栄養]
もし知り合いに子供がいるなら、
愛しなさい。
もし知り合いに老人がいるなら、
理解してやりなさい。
もし知り合いに病人がいるなら、
慰めてやりなさい。
もし知り合いに孤独な人がいるなら、
一緒にいてやりなさい。
もし知り合いに弱い人がいるなら、
勇気づけてやりなさい。
子供、老人、病人、孤独な人、弱い人。
あなたは今そうであるか、または、いつかそうなるでしょう。
そのとき、あなたは愛、理解、慰め、友達、強さを必要とするでしょう。
これらのものを必要としている人に与えなさい。
そうすれば、あなたが必要としているときに与えられるでしょう。
(霊性センターせせらぎより)
sign of pride [心の栄養]
もしあなたが、がっかりしたのだとしたら、
それはあなたのうぬぼれの表れです。
それは、あなたが
あなた自身の力を信じていることを表しているからです。
あなたの自己充足感、
あなたの自己を中心、
あなたの知的なプライド、
あなたの自己を中心、
あなたの知的なプライド、
これらは
神があなたの心の中に訪れてくださることを抑えてしまうことでしょう。
神はすでにいっぱいのものを満たすことはできないからです。
それは本当に単純なことなのです。
(マザー・テレサ日々のことば)より
(マザー・テレサ日々のことば)より
親や上司の言うことを謙虚に聴く人は
多くの心的な宝物を得ることができます。
しかし、自信過剰な人の心の中は
うぬぼれで溢れているので、
良心の声、助言や忠告を受け入れる余裕がない、
と解釈しました。
幸せに続く道 [心の栄養]
幸せにたどり着くために
通らなければならない道ならば、
どんなに険しい道も
すでに幸せの一部であるに違いありません。
一つ一つの苦しみは、
幸せに向かって続く道の一歩一歩。
信じて歩み続けましょう。
(片柳弘史著 こころの深呼吸)より
苦は楽の種と言いますね。
登山家は、鼻歌を歌いながら登れる山があったとしても
決して登らないでしょう。
一歩一歩大地を踏みしめ
時には命の危険に晒されながら、
頂上にたどり着いたときの幸せ感を味わうために
苦痛を忍んで登ります。
経験からして
長い人生も同じで苦痛を求めて生きていけば
あとから楽が追いかけてきます。
足跡 [いろいろな思い]
今朝起きたら動物とタイヤの跡があった。
タイヤの跡は宗教新聞の配達員が転回した痕跡。
雪の上の足跡は猫だと思いますが、
体重でアスファルト舗装が見えている足跡は分からない。
もしかしたらキツネ?
後期高齢者の風太郎はどんな人生の足跡を残してきたのかと
足跡を見て考えてしまった。
let us radiate [心の栄養]
平和をもたらすために、
銃や爆弾は必要ではありません。
愛と思いやりの心が必要なのです。
神の平和を輝かせましょう。
神の光をすべての人の心にともし、
世界中の、全ての憎しみと権力への愛着を
消し去ってしまいましょう。
(マザー・テレサ日々のことば)より
優しとは [心の栄養]
羽振りのいいときだけは相手のそばにいるけれども、
その人の羽振りが悪くなった途端に去っていくような人たちが、
この世の中にはたくさんおります。
相手が挫折したり、失敗したり、病気になったり、悲しい出来事に遭った時こそ、
そばにたたずんで、手を握って差し上げているだけでいいのです。
(渡辺和子著面倒だから、しよう)より
先月友人は内科の手術を受けた。
ベッドに横臥せのままの状態で
しばらくは動いてはだめだと医師に言われている。
看護師が付ききりで、優しいい言葉をかけてくれる。
横臥せなので体の一部がベッドの金具とぶつかり痛くなり
それもしばらくは我慢しなければならない。
友人は僕に
「もし、あの時に優しい言葉と同時に体をさすってくれたら
ベッドでの痛みがどんなに苦痛緩和になったことだろう」と言った。
優しい言葉も大切ですが、
優しく触れ合うことも大切なんですね。