欲深い人間 [心の栄養]
欲深い人間
3 金に細かすぎる人に、富はふさわしくない。
物惜しみをする人に、金銭は何の役に立つのか。
4 生活を犠牲にしてまで蓄える人は、
他人のために蓄えるようなものだ。
その蓄えで、ぜいたくをするのは他人なのだ。
5 自分を痛めつけて、だれかに楽をさせようとでもいうのか。
その人は決して自分の財産を楽しむことはない。
6 自分のことで物惜しみする人ほど痛ましい者はない。
それこそは、その人の悪の報いである。
7 欲深さを忘れて善を施しても、結局は、その性根を暴露する。
8 欲深な目つきの人間は、蓄財に身を削り、
困っている人から顔を背け、見ぬ振りをする。
9 貪欲な目は、自分の持ち分に満足せず、
蓄財に身を削るという悪は、魂を干からびさせる。
10 蓄財に身を削る者の目は、パンを惜しみ、その食卓は貧しいかぎりだ。
(シラ書14章3-10節)
欲が深い人の殆どはケチです。
ケチと節約は違います。
ケチは必要を満たすためのお金をケチります。
節約する人は必要なものにはお金を使いますが、余計には使いません。
タイムセールスで割引になった食材を買えば節約になり、家計の足しになります。
ケチはお金が勿体ないので何も買わずに主食だけで済ましたとします。
莫大な財産を残して栄養失調や病気で亡くなったら
遺産は誰かの者に渡ってしまい、
ケチって財産を蓄えたのが無意味になってしまいます。
自分のゆるす範囲内で
満足な生活をすることが大事だと解釈しました。