突然の級友の死 [いろいろな思い]
先日、中学時代の親友から
「○○が亡くなった」とLINEで連絡来ました。
突然の同年代が亡くなる訃報は心が動揺します。
亡くなった級友には特別な思いがありました。
卒業してお互いに結婚して落ち着いた30代後半に
気のおけない級友5人が池袋で会いました。
お酒も周り舌のまわりが良くなったところで僕は
「僕がず~と不思議に思っていたことがあるんだが
休み時間、特に昼休み時間が終わった午後の1時間目に
よく喧嘩して泣かされて教室に入ってきたよね。
同じ学年で君と喧嘩したのは誰もいないし、
それと喧嘩をしているところを見たのもいない。
何処で泣かされていたんだ。」
と聞きました。
体格も同学年(165人)では良い方で、
喧嘩では負けるような体ではないので疑問に思っていたのです。
出席簿を取り終わったころ教室に掛け転んで入ってきて
先生に理由を聞かれても、ハッキリとはこたえませんでした。
彼が語った真相は
校舎の裏で数名の上級生に虐められていたというのです。
暴力には暴力で応酬すればいいと思うのだが、
自分が殴れば自分が受けた痛い思いを相手にもさせることになる。
それならば、自分だけが痛い思いを我慢していればいいと
それに耐えていたというのです。
思いもよらぬこの応えは
生涯忘れられないものとなっています。