SSブログ

異文化間の勇気ある対話と共存を [心の栄養]

4. 異文化間の勇気ある対話と共存を


ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世は、新ヴァチカン大使中村實宏氏との最初の謁見で、次のように語っています。(抜粋)

 世界ではたくさんの緊張した情勢が続いて、危機は広がりを見せています。
私はこのことを深く憂慮し、全力を尽くして次のことを呼びかけたいと思います。
刻々と変化する事態に対応して、今、善意あるすべての人々の勇気ある、新たな決断
――対話と協力への歩み――が必要です。
それは地上の全ての民族が自分たちの住む土地を所有し、
誰もが平和のうちに生きることができるためです。

平和のためにどうしても必要な条件は、異文化の間の対話です。
今、世界を蝕んでいる緊張と紛争を静め、解決していくために、
この「対話」を実現しなければなりません。
「対話」は、異なった民族同士が、異なった文化や哲学の伝統を持ちながら、
互いの民族と人間としての正当な自由を守りながら、
特別な方法で実現していくものとなるでしょう。
(霊性センター せせらぎより)

諍いが生じたときに、解決するために
武器や暴力を使うより、対話の方が勇気がいると思います。
武器を使うときには、相手の気持ちを考える必要がありませんが、
対話は自分の思いや考え方をしっかり伝え
相手の言い分も忍耐をもって聴く必要があります。
相手の言い分を理解すためには
自我をすて、自分に克つことが重要です。
自分に克つことができない人が、武器に頼るのではないでしょうか?


nice!(10)  コメント(0) 

nice! 10

コメント 0

Facebook コメント