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spiritually rich [心の栄養]

わたしたちが排水溝から引き上げた男性は、
体の半分を虫に食べられている状態でした。
カリガートにある『死を待つ人の家』に連れてくると、
彼はこう言いました。
「わたしは、これまで道端で獣のように生きてきました。
それなのに今、愛され、手当てを受け、
まるで天使のように死んでいきます。」
彼の体から虫をすべて取り除くと、
満面にほほえみをたたえて、こう言いました。
「シスター、神さまの家に帰ります。」そして、亡くなりました。
だれを恨むでも、何かを比べるでもなく、
あのように言うことができる人間の偉大さを見るのは、
ほんとうにすばらしいことでした。
これこそ、どんなに物的に貧しいときでも
霊的に豊かでいられる人間の偉大さ、と言うことができるでしょう。

(女子パウロ会刊「マザー・テレサ日々のことば」より)

どんなに巨大な富を持っていたとしても、それは心の中までは一杯にすることはできない。
ひとを自由に操る立場にいても、心の中に隙間風が吹く。
毎日の食事に事欠く人は、一食でも満足に食べられると、喜びが全身から湧いてくる。
肉体的にも精神的にも満たされる。
そして与えたくれた人に感謝の気持ちが湧いてくる。
霊的に豊かな人は感謝の気持ちが豊富だ。
そうでない人は、「たった1食か」と不満足な気持ちで食するので、食べ物の味も
与えてくれた人のありがたみもわからない。
肉体的には貧しくても心は豊かでありたいと思う。

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