死の価値 [心の栄養]
19 「これで安心だ。自分の財産で食っていけるぞ」と言っても、
それがいつまで続くのか知るよしもなく、
財産を他人に残して、死んでいく。
20 契約をしっかり守り、それに心を向け、
自分の務めを果たしながら年老いていけ。
21 罪人が仕事に成功するのを見て、驚きねたむな。
主を信じて、お前の労働を続けよ。
貧しい人を、たちどころに金持ちにすることは、
主にとって、いともたやすいことなのだ。
22 主の祝福こそ、信仰深い人の受ける報いなのだ。
主は、幸せの花を、速やかに咲かせてくださる。
23お前はこう言ってはならない。
「今の自分は何の役に立つのだろう。
今後役に立つとしたら、それは何だろう」と。
24 また、次のように言ってもならない。
「今の自分は満ち足りている。
今後どんな災害がふりかかるというのか」と。
25 人は、幸福なときには不幸を忘れ、
不幸なときには、幸福を思い出さない。
26 死に際して、生前の行状に応じて報いることは、
主にとって、いともたやすいことなのだ。
27 不幸に遭うと、すべての楽しみを忘れるが、
人の行いの評価は、その最期に明らかになる。
(旧約聖書シラ書11章19~27節)
19 「これで安心だ。自分の財産で食っていけるぞ」
30年くらい前に
「定年後いくら(お金)あったら、楽に暮らせるかね」
「一億円あれば、銀行の金利もあるので楽な生活ができると思う」
と風太郎は答えた。
すると友人は”極楽とんぼ”だなという顔をしていた。
友人は、風太郎が羨むほどの資産を蓄えたが
脳梗塞で左半身麻痺になってしまい、医療費が大変らしい。
風太郎は、一億円から程遠く
妻の退職金も会社の借金にあてがい、財産をはたいて
北海道に移住し、今は非課税納税の生活者だ。
24 また、次のように言ってもならない。
「今の自分は満ち足りている。今後どんな災害がふりかかるというのか」と。
25 人は、幸福なときには不幸を忘れ、不幸なときには、幸福を思い出さない。
昨年は仮死状態に陥る大手術をしたが
第二の命の誕生を神様から与えられ、感謝の内に生活をしている。
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