口論

口論の最中には真理は忘れ去られる。

最も聡明な人は口論を打ち切る。

（女子パウロ会刊「トルストイ　ことばの日めくり」より）

口論している間は、

真っ暗闇の夜道をがむしゃらに走っているようなもので

これから何が起こるかわからない不安があるのみで、

得るものは何もない。

口論している最中に、一筋の光が見えた時には

いま口論しているバカバカしさがわかり

「分かった、わかった。もうこの話はやめよ。」

と打ち切ることができる。