幼児は大人の不善を見抜いている [心の栄養]
話すことはできなくても、
外国語を知っている人がよくいるように
子供は真理を知っている。
何が善であるかを
子供は諸君に話すことはできないが
あらゆる不善に間違いなく顔を背ける。
どんなことであろうとうまく猫を被っていれば、
この上なく聡明な、
この上なく炯眼な人でも騙すことができる。
だがどんなに知恵の浅い幼児でも
それがどれほど巧妙に隠されていようと、
たちまちそれを見抜いてそっぽを向いてしまう。
(女子パウロ会刊「トルストイ ことばの日めくり」より)
幼児の澄んだ瞳は
大人なの不善を見抜いていますが
大人はそれを分かっていないようです。
愛のあるなしは、空気のうちに解るんですね。
by mayu (2020-09-08 16:07)