まことの愛徳 [心の栄養]
謙遜で柔和に。
そしていつでも譲る心をもつ習慣を身につけさい。
そのとき、
あなたはまことの愛徳を得るでしょう。
ドン・ボスコ社刊「聖フランシスコ・サレジオのすすめ」より
燃えるゴミの出す日、大量のガスボンベなどの空き缶を
生ごみと一緒に市の指定袋に入れずに、
レジ袋に入れてゴミ集積箱に入れてあるのを隣の人が、
ガスボンベなどのガスを1缶ずつ抜き、分別し生ごみを集積箱に戻していた。
譲る心は、与える心だ。
席を譲るというのは、今までに座っていた席を
必要としている人に与える。
いまこの時も、土砂災害で行方不明になっている人たちを
徹夜作業で懸命に救助作業している人たちがいる。
もしかしたら、自分の家族、家が災難に遭っているかもしれないのに。
柔和な心で家族らは、自分たちのことよりも、
被災者のためにと見守っていることでしょう。
自衛隊・警察・消防署員などは、
「仕事」では割り切れない「愛徳心」が、
彼らを勇気づけ奮い立たせ
一刻も早く無事で救出したいと願いながら、
作業にあたっているのではなかろうか。
これらは、どんなに偉い聖職者や高僧の説教よりも
説得力とありがたみがある。
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