SSブログ

something of himself [心の栄養]


ひとりの紳士がわたしのところにやってきて、

かなりの額の寄付を申し出ました。

その寄付をくださってから、彼はこう言いました。

「先ほどのは、わたしの外的なものですが、

こんどはわたし自身を与えたいと思います。」

そして、彼は定期的にカリガートの『死を待つ人の家』にきて、

病人や死んでゆく人々の相手をし、

彼らの体を洗ったり、

ひげを剃ってあげたりして、手伝っています。

彼は自分自身の何かを与えたかったのです。

そして今、彼はそれを与えています。

(女子パウロ会刊「マザー・テレサ日々のことば」より)


イエス様も「互いに愛し合いなさい。これが私の命令である」(ヨハネ15章17節)

と仰っています。

寄付行為などの外的な人助けはできても、

見ず知らずの人の死に行く人の身体を洗ったり、

身だしなみを整えたりはなかなか出来ません。

無私無欲で相手に尽くすということが

互いに愛し合うということなんですね。

nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感