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神は愛 [キリスト教に関すること]

2022年12月31日に亡くなった名誉教皇ベネディクト十六世が

全教会にあてて次のような手紙を遺されています。

(四旬節キャンペーン小冊子2023年より抜粋)


ベネデイクト十六世は、

愛の奉仕が一人ひとりの信者の責努であると同時に、

あらゆる次元における教会共同体全体の責務であると述べた上で、

教会が行う愛のわざの本質的な要素として、次の三つの点を挙げています。


・よいサマリア人のたとえに示された模範に倣い、日の前のニーズに応えること。

 奉仕活動には専門的な能力も必要だが、何よりも人間性を大切にし、

 心のこもった配慮を持って取り組むこと。


・愛の活動を、政党やイデオロギーから独立して行うこと。

 「キリスト教の愛の活動は、

 世界をイデオロギーによって変革するための手段でもなければ、

 現世的な戦略に奉仕するものでもありません。

 それは、人間がつねに必要としている愛を、

 今ここに存在させるための手段なのです」


・愛の活動を、「改宗の強制」のための手段として行わないこと」

 「教会の名で愛を実践する人は、

 決して教会の信仰を人に強制しようとしてはなりません。

 純粋かつ寛大なしかたで示される愛は、最高の意味で

 神のあかしとなることをわきまえるべきです」



愛の行いは人間性を大事にすることが前提です。

上からの目線ではなく、相手を敬い遜り、誠心誠意愛を以て

仕えるようにと公文章で述べています。

施しをするのには、右手でしたのを左手に見られないようにしなさい

と聖書に書いてあるように、

愛の行いは決して見返りを求めず、驕らず、謙虚にします。

そうした隠れた善行を神様は見ておられます。


もし、善行をした後でキリスト教に勧誘、強制したりしたら

神様のみ旨にそぐわないので、神様は満足しません。

マザー・テレサがお手本を示しているように、

キリストの道を教えるのは、愛のこもった善行です

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