夢みることのむなしさ [心の栄養]
夢みることのむなしさ
1 良識のない者はむなしく根拠のない望みを抱く。
夢は愚かな者たちを空想へと駆り立てる。
2 夢を得ようとする者は、影を捕まえようとしたり、
風を追いかける者と同じだ。
3 夢の中で見るものは映像にすぎず、鏡に映った自分の顔のようなもの。
4 汚れたものからどうして清いものが、
偽りからどうして真実が、取り出せようか。
5 占い、前兆、夢のたぐいは、無意味なもの。
陣痛の中で思い描く、女の妄想のようなもの。
6 いと高き方が配慮して送ったのでないかぎり、
これらのことに、心を奪われるな。
7 多くの人々は夢に惑わされ、これに望みをかけては身を滅ぼした。
(シラ書34章1節~7節)
夢を抱いて、その夢に向かって生きていくことは大事だ。
しかし、自分の実力以上の理想、夢を抱いては
失望し落胆するだけなので
自分の みに合った夢を抱いて生きて行くことが
肝要だと解釈しました。
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