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宴会の席での心得 [心の栄養]

宴会の席での心得
12 豪華な食卓に着くような場合には、舌なめずりしたり、
「すごいごちそうだ」などと言ったりするな。

13 意地汚い目つきは下品であるとわきまえよ。

造られた物の中で、目ほどさもしさを表すものはない。
だから、人はごちそう一つ一つに目を潤ませる。
14 目に留まるものすべてに手を伸ばすな。
人を押しのけてまで、皿の中のものを取るな。
15 同席の人を自分のことのように思いやり、すべてのことに気を配れ。

16 出されたものは人間らしく食べよ。
人に嫌われないように、音を立てて食べるな。

17 行儀をわきまえ、人より先に食べ終えよ。
食い意地を張って、不快な感じを与えるな。

18 大勢の人と食卓を共にするときは、他の者より先に手を出すな。

19 しつけを受けた者はわずかな量で満足し、
床に就いてからも、息苦しくなることはない。

20 程よく食べれば、安眠が得られ、朝も早く起きられて、気分はさわやかである。
食い意地の張った者は、不眠に悩まされ、吐き気と腹痛に苦しむ。

21 無理やり食べさせられたときは、席を外して吐きに行け。
そうすれば楽になる。

22 子よ、わたしを侮らず、言うことを聞け。
後になれば、わたしの言葉を悟るようになる。
何をするにも節度を守れ。
そうすればどのような病気にもかからない。
23 豪華な食事を振る舞う者を、人々は褒めそやす、彼は本当に気前が良いと。
24 ごちそうを出し渋る者を、町中の人はなじる、彼は全くけちなやつだと。
25 酒を飲んで男っぷりを見せようとするな。
酒で身を滅ぼした者は多い。
26 かまどの火が鉄の質をあらわにするように、
酒も、飲んで争えば、高慢な者の本性を暴き出す。

27 酒は適度に飲めば、人に生気を与える。
酒なき人生とは何であろうか。
そもそも酒は、楽しみのために造られているのだ。

28 時をわきまえ、適度に飲む酒は、心を浮き立たせ、人を陽気にさせる。
29 過度の飲酒は気分を損ない、いらだちや、間違いのもととなる。

30 深酒は愚か者の気を高ぶらせて足をふらつかせ、力を弱めて、傷を負わせる。

31 酒の席で、隣にいる客をなじったりするな。
愉快に過ごしている彼に、侮辱を加えるな。
とがめるような言葉を吐いたり、借金の返済を迫って困らせたりしてはならない。
(旧約聖書シラ書31章12節~31節)
これから年末、年始とお酒を飲む機会が増えます。
15 同席の人を自分のことのように思いやり、すべてのことに気を配れ。
宴会に出席するとき、殆どの場合には空腹の状態で行きますが
乾杯の前にお偉方の一言の挨拶がなが~い場合があります。
終ったのかな~と思うと「最後に……云々」とまた長々と話し
「さっき言い忘れましたが……云々」
愛玩動物の「まて!まだだよ」と同じで
目の前のご馳走を早く食べたいと
涎が垂れそうなのに残酷な挨拶です。
最後の一言がはなはだ簡単ではありますが、との締めくくり、
聞いている同席の人は甚だ迷惑だということを感じず
思いやっていないのではと感じることが度々あります。

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