大地の恵み、労働の実り、平和の素 [生きる]
一昨日、新十津川の別荘へ行き一泊して昨日帰ってきた。
着いた日に、隣の農家の許可を得て「落穂拾い」ならぬ
「落ちブロッコリー拾い」をした。
農協へ出荷が終わり、潰すばかりの畑から良さそうなのを採ったら50個近くになった。
大きさは幅が16cm前後。
農家の人に見て貰い、あまりよくないのをはじき、翌朝教会へ持って行くと
神父は
「大地の恵み、労働の実り、平和の素」だとブロッコリーを頬にあてて小躍りして喜んだ。
平和の素と言うのは、ブロッコリーを1個100円(あくまでも任意)で買ってもらい
そのお金は生活困窮者に寄付する。
生活困窮者がいなくなるのが平和の素になるというのだ。
帰ろうとすると、農家の人が大根も採ってもいいよと言って、自ら抜いてくれた。
大根を採るのは生まれて初めての経験、意外と力がいる。
帰り際に再び教会へ持って行ったら、たまたま旭川から来ていたシスター(修道女)が
「あら!私の足より立派できれいだわ」と笑いを誘っていた。
昨年はスイートコーンなど、
農家の善意で採らせてもらったのを四日ぐらい続けて教会へ持って行った。
他の人も、手作りのお菓子などを持ってきてくれたので、
売り上げ(寄付)が約30万円になったが今年は未だ3万円チョットだという。
農家の人も加齢のためにトマトやトウモロコシ、茄子などの栽培も止めた。
風太郎のやっていることは他人の褌で相撲を取るに近いが、
農家の人も僕の意図を理解してくれた上での好意(行為)なので
教会からもらったお菓子などを渡すと
「あら!こんな珍しいものを」と
喜んでくれる。
農家の人も笑顔。教会の神父たちも笑顔。
笑顔で産直の野菜を買い
そのお金が困窮者に回る。
こういう他人の褌で相撲をとるのがあってもいい、と自己満足。