七夕まつり [北国での生活]
チャイムが鳴り扉を開けると、小学校1~3年生56人が
〓 ローソク出ーせー出ーせーよー
出ーさーないとー かっちゃくぞー
おーまーけーにーひっかくぞー ♪
と合唱。
各家に訪ねてはローソクではなくお菓子をもらうのです。
移住してきた当時は、何のことか分からなかったけど
翌年からはお菓子を準備しました。
しかし複数のグループが回って歩いているので
準備するのも楽ではない。
はす向かいの奥さんは
「やかましいからやめさせてくれ、と小学校に電話する人がいる。
みんないろいろな経験をして大人になっていくのにね」
と言って寂しいい顔をしていた。
ローソクは食べられないが、お菓子は食べられるので
我慢できずにすぐに食べてしまう子供もいた。
ひとりの苦情で公園が封鎖、除夜の鐘の取りやめなど
「住民の意見を尊重する」という逃げ口上で
子どもの思い出、習わし、習慣、風情を
失くしてしまうのは考えものです。