美しい人に

人間にはいろいろの力が与えられているけれども、その中で最もすばらしい力は、

物事に意味を与えることのできる力ではないだろうか。

苦しみにさえ価値を見出し、

ありかたいと思うことができ、

逆境においてさえほほえむことのできるのが人間である。　　　　　

（ＰＨＰ文庫刊　渡辺和子著「愛と励ましの言葉366日」より）


自分に災難などふりかかると、なぜオレ様だけにと思う時がる。
でもそれは、自分にとっては今この時に災難が必要なのだという
意味がわかると、災難にあった有り難味がよくわかる。
動物は自分に不都合な時があると吠えるだけである。
しかし、人間は沈黙して処理することができる。
その不都合なことは、自分にとって将来益になるかもしれないと
不都合になった意味が分かると耐え忍ぶことができるのではなかろうか。
今生きている瞬間を、
意味づけることによって幸福に感じたり不幸に感じたりすると思います。