大好きな役者さんの一人でした。
ある日の夜10時半頃、会社の帰りに一杯飲みご機嫌で丸ノ内線で
新宿方面に乗っていましたら、大滝秀治さんが若い人と乗ってこられました。
お二人は「役」の話に夢中でした。
大滝さんが演技指導をなさっていて、実に綿密は演技指導だと感心してしまいました。
「いいか、オレが足を半歩歩き始めたら、あんたは肩を少しこちらに向く…」

舞台演技が、あんなにち密に計算された演出で構成されているとことを
このときに始めて知りました。

合掌