友人


1 友人は皆こう言う。「わたしも君の親友だ。」

しかし、名ばかりの友人もいる。


2 仲間や友人が敵に回ってしまうのは、死ぬほどの悲しみではなかろうか。


3 ああ、邪悪な思いよ、お前はどこから紛れ込み、

大地を裏切りで覆うことになったのか。


4 友人がうまくいっているときは調子を合わせ、

不運のときには、顔を背ける仲間もいる。


5 自分の腹を満たすためだけに苦労を共にしているような仲間は、

いざ戦いとなれば、盾を取って身を隠す。


6 友人をお前の心に留め、裕福なときにも彼を忘れてはならない。


(旧約聖書シラ書37章1節~6節)




1 友人は皆こう言う。「わたしも君の親友だ。」しかし、名ばかりの友人もいる。

結婚式の時だった。

式の一ヶ月前に世話人から

友人代表で挨拶する人の名前を教えて欲しいといわれ

高校卒後後も仲良くしていた友人に挨拶を頼んでおいたので

友人の名前を告げた。

ところが1週前になって突然辞退すると連絡が来た。

辞退する理由は、

「人前で挨拶する勇気がない。」

それから音信不通になり、高校時代の友達に聞いても存在が分らない。

付き合っている学友が少なかったのだ。