希望とは暗闇の中の小さな灯である。

太陽が照っている昼間にはその灯は見えない。

だが暗闇を歩く時、その明りは私たちと共にある。

ヘルメットのライトが地下で作業する人々を助け、

灯台が船を安全に導くように。

それらは誰かが作ったものだ。

太陽の熱のように無償で与えられたものではない。

希望は人間が勇気を奮い起こして灯すもの、

消えないように心を配る大切な明りでもある。

(心のともしび 岡野 絵里子)より