権力者とのつきあい


9 権力者に招待されたら、一応遠慮せよ。

そうすれば、ますます招いてくれるだろう。


10 深入りするな。深入りするとはねつけられる。

だが、遠ざかっていてもいけない。

忘れられてしまうから。


11 彼と対等に話ができるなどと、思い上がるな。

彼が多くの言葉をかけてくれたからといって、いい気になるな。

はずむ話は、お前を試すためであり、

ほほ笑みながらもお前を探っているのだ。


12 彼は打ち明け話を心にとどめず、情けを知らず、

虐待したり投獄したりすることを意に介さない。


13 お前は、自分の秘密を守り、よくよく用心せよ。

極めて危ない橋を渡っているのだから。


14〔これらのことを聞いたら、眠りから目を覚ませ。〕


(旧約聖書シラ書13章9節~14節)



権力者とお付き合いをしていると

あたかも、

自分も権力者になってしまったような振る舞いをする人がいる。

また、自分は有力者の○○とは友達だとか、遠い親戚だ、学友だと

自慢する人もいる。


しかし、心が通わない権力者は

いざとなれば、12節のような仕打ちをしかねない

ということを肝に銘じておくべきだと解釈しました。;


12 彼は打ち明け話を心にとどめず、情けを知らず、

虐待したり投獄したりすることを意に介さない。