高慢になるな





1自分の財産を頼みとするな。

「わたしは、何でも思いのままだ」と言うな。


2本能と自分の力に引きずられ、

欲望のままに生きてはいけない。


3「だれもわたしを支配できない」と言うな。

主は必ずお前に復讐なさるだろう。


4「罪を犯したが、何も起こらなかった」と言うな。

主は忍耐しておられるのだ。


5どうせ罪は贖われるのだからといい気になって、

罪に罪を重ねてはならない。


6「主の憐れみは豊かだから、

数多くのわたしの罪は赦される」と言うな。

主は、憐れみだけでなく、怒りをも持ち、

その激しい怒りは罪人たちの上に下る。


7速やかに主のもとに立ち帰れ。

一日、もう一日と、引き延ばしてはいけない。

主の怒りが、突然やって来て、

裁きの時に、お前を滅ぼしてしまうからだ。


8人を惑わす財産を頼みとするな。

いざというとき、何の役にも立たない。


(シラ書5章1節ー8節)



8節の財産を頼みとするなというのは

五輪関係でいわゆる「わいろ」を受け取った人は

窮地に陥った時に

いかに金品が役に立たないかということを

身をもって示してくれたのではないでしょうか。