真の慈悲

それは自分の勤労と骨折りを弱者に与える強者の慈悲だけである。

「トルストイことばの日めくり 小沼文彦編訳」より


弱者、あるいは貧しいというのは、

単に肉体的に弱いとか貧乏していることではないと思う。

いくら裕福な人でも、困っているときには弱者であり、貧しいひとだ。

慈悲は相手あってこその慈悲で、自分自身への慈悲はない。


災害に会った人たちは、世の中のために精一杯いままで生きてきた。

だから、いまいまは慈悲を受けることができる。


まさにボランティア活動は骨折りの勤労になる。

慈悲は人に与えることだから、

飲み物、食物、宿泊なども自分で賄わねばならない。

つねに人に与えることに専念するその姿に脱帽する。

御身を大切に!