別人格としての個人個人の間には、決して完全な理解、一致はあり得ないという事実を
醒めた目で冷静に受けとめないといけないのだ
それと同時に、温かい心で、自分と異なる相手を優しく受けとめ、許しながら、
そして自分もすでに許されているのだと謙虚に眩きながら生きてゆきたいと思う
PHP文庫 渡辺和子著「愛と励ましの言葉365日」より

家庭生活の中でも、親、子供はお互いに思うようにならず苦しむことがある。
苦しむから余計に寄り添い、理解しようとする。
でも理解できないことが多々ある。
自分が思うようにできないことを、物理的に解決させようとすると争いがおこる。
お互いに思うようにならない点を受け止めると、
自分の思うようにならない箇所を、相手が優しく受け止めていることが分かってくる。
それは「ごめんなさい」「お互いさま」という言葉で表現されている、と風太郎は解釈した。