ペルシャ人の間にこんな話が伝わっているーー


肉体が死んだあとで魂が天にのぼった。

するとその魂の前に、

からだじゅうの傷に膿がいっぱいたまった、汚らしい、

見るからに醜悪なすさまじい姿のひとりの女が現れた。

「なんだっておまえはこんなところにいるんだ。

どんな悪魔でも顔負けするような、いやらしいむしずの走るような格好をして?」

と魂はたずねた。

「いったいお前は何者だ?」

するとその恐ろしい女は答えたーー

「私はーーお前さんのしたことだよ。」


生活の方向に対する過去の行為の影響がどんなに強くても、

人間は精神的な努力によってそれでもやはりそれを変えることができる。

(ドン・ボスコ社「落ち葉」より)


死によって肉体と離れた魂は
初めて自分の魂に遭います。
まさかこんなに自分の魂がむしずの走るような格好をしているとは……
死んでからでは自分の魂の醜さを治すことはできません。
現世にいる間に

誰が見ても恥ずかしくないような
自分の魂にしたいと思います。