相手がわれわれをほめる、

そこでわれわれも相手をほめる。


相手が善を行うので、

われわれも同じ善でそのお返しをするというわけである。


このような感情には別に悪いところはなにもしないにしても、


これは真の愛、つまり神の愛ではない。


神の愛、神の愛で愛するのは、


われわれがある人間を感じのいい人だから、


われわれに親切にしてくれたからというのではなくて、

ほかのどの人間とも同じように、


 

その相手にも神の霊が宿っていると思うからである、


という場合だけに限られる。


(トルストイことばの日めくり)より



お歳暮の時期。


考えさせられます。