涙が語る


《人の心の底をちらっとのぞきたいなら、


また人の本当の価値を知ろうと思えば、


その人の話し方、振舞い方、鳴き方、仕事ぶりなどを気にする必要はありません。


ただ、その人の笑い方を注目すればわかる……自然に笑える人は良い人に違いない。》


これはドストエフスキーが日記に書きとめた言葉である。


医務室の横の掲示板に、


「笑いで病気やストレスを吹き飛ばそう。笑って苦労を忘れよう」


と書いたポスターが貼ってある。


そうだ笑う門には福来る。


皆さんの笑い方はどうだろうか?


気取って笑うか、無理に笑ってみせるか、ニヤニヤするか、


せせら笑うか、笑ってごまかすか……どちらなんだろうか?


笑いも自然で、心の底から笑えるようにしたい……。


あなたが笑えば、皆も笑う。泣けば、一人で泣くと昔から言われている。


皆さん、楽しくしく笑って周りを明るくしようではありませんか?


泣くときに、神様御自身が私たちのしょっぱい涙を


大切に拾ってくださると信じながら……


(ドン・ボスコ社「落ち葉」より)



泣けば、一人で泣くと昔から言われている。

というのはどういう意味なのかわかりません。

いつも自然体でニコニコしている人に接すると

心の中からほんわかしてきます。

赤ちゃんの笑顔が正にそれです。

赤ちゃんは、人を惑わすことを知りませんから

なんの汚点もない本当の笑い顔、泣き声なのです。