貸し付けと返済


1 奇特な人は隣人に金を貸す。

援助の手を差し伸べる人は掟を守っている。


2 隣人が困っているときは貸してやれ。

隣人から借りた場合は、期限内に返せ。


3 約束は固く守り、相手に対して誠実であれ。

そうすれば、お前の必要はいつでも満たされる。


4 多くの人は、借りた金をもうけ物と見なし、

援助してくれた人たちに迷惑をかける。


5 金を借りるまでは相手の手に接吻し、

その財産について声音を変えて世辞を言う。

返済の時が来ると期限を延ばし、返事をあいまいにして、

都合がつかないと言って弁解する。


6 貸し主は、返してもらえたとしても、せいぜい半分しか取り戻せない。

だが、それだけでももうけ物と考えよ。

もしも、そのように考えでもしなければ、貸し主は財産をだまし取られたことになり、

つまらぬことで敵をつくることになる。

借り手は呪いと悪口を返し、感謝どころか、無礼な態度を返してくる。


7 多くの人が、貸すことを断るのは、悪意ではない。

むざむざ奪い取られることが分かっているからだ。


(シラ書29章1節~7節)



風太郎もお金を都合をつけてあげて

痛い目に遭っている。

相手は最初から返す気は全くなく、騙し取る気だった。

情に流されてそれに気が付かなかったので

結果的に◎千万円の借金を負うことになってしまった。

お金を無心に来たら財布に入っているお金を

あげるつもりで貸すのが良いと思います。