どんなことがあってもけっしてふさぎこんではならない。


人間は幸福になるべきものなのである。

したがって不幸なのはその人の責任である。


「トルストイことばの日めくり 小沼文彦編訳」より


自分の過ちを社会のせいにしたり、親や、生い立ちが悪いからだという人がいる。

自分本位な人はいつも「幸福」を逃がしていないだろうか。

幸福は自分で見つけ手にするものであって、他人からは絶対に与えられない。

そして、自分はいま幸福の中にいるんだ、と自覚することも大切だ。


幸福であるかないか、他人と比べればすぐにわかる。

裕福に生活している人は、

もしかしたらその財産を泥棒に持って行かれはしないかと

夜も安心して寝られないかもしれない、

人気最高潮にいる人は、いつ人気が落ちるのか気が気でないかもしれない。


いまの自分が一番幸せだと風太郎は思っている。

ふさぎこむと前がみえない。