善良さをよそおうほど悪いことはない。

見せかけの善良さは、

むき出しの悪意よりもずっと不快感を与えて反発を買うものである。

「トルストイことばの日めくり 小沼文彦編訳」より


見せかけの善良さを装うっている人は、

その善良さで自分を着飾っている。

それが最高の衣装のつもりでも、はたから見れば格好悪い。


中身のない善良さは、後味の悪い不快感を与え


後を引くことが多い


「あ時にはこうやって助けてあげた」と事あるごとに人前で言われる。

だから風太郎はそれを感じた時には、

いくらその場が助かると分かっていても断る。


その方が気持ちがさっぱりする。