正しい人は、自分の家畜の命に気を配る。
しかし、悪者の同情心は残忍である。
(フランシスコ会聖書研究所訳 箴言12章10節)

雪も解け、野良猫たちは元気よく冬の間の運動不足を解消している。
それに負けじと、花壇や家庭菜園をしている人たちは猫を追い回す。
猫の小便で花が枯れてしまったのを見せてもらったが、
猫の小便で枯れるという話は聞いていたが本当だった。
”新鮮な糞”は掴めないので、乾燥して固くなってきたのを
捨ててもいい手袋で拾い集めつるが”臭い”と鼻をつまむ近所のご主人。
猫に餌を与えているのは隣近所、
近所なのであからさまに注意をして感情を害したくないという。

ここでいう悪者とは、それほど悪意がないが、チョット配慮が足りない人をいうのかもしれない。
路上生活の動物たちは、この配慮の足りない人間の餌をもらい育ち、
一生涯人間どもに追い掛け回され安住できない。
動物たちには悪意は全くないということは十分承知している。

同情はいらないから、金をくれ、というったセリフを思い出した。