思いがけない助け [心の栄養]
時には、
本当に劇的なほど思いがけない助けが与えられたようにさえ思うことがあります。
とつぜん、
考えてもいなかったことが起こり、
それは、
その壁を乗り越えるのに、
最高の、
考えられないほどの良い方法だと思うようなことがありはしませんか。
そういうとき、
本当に、
神様は、いろいろと考えていてくださるのだと、
今さらのように思います。
(心のともしび 末盛 千枝子)より抜粋
60年ほど前に新宿駅から夜行列車に乗り
一人でふらりと長野に行ったことがありました。
べつに目的があったわけではなく、何となく今いるところから逃げたかったのです。
財布に往復の交通費が入っていましたが、食事代のことは考えていませんでした。
帰りに切符を買おうと思い、財布を覗いたらお金が足りません。
交番でお金を借りようかどうしようか迷っていると
郵便箱のような箱が置いてあるのを見つけました。
「互助箱」でした。貼り紙には
「必要な方はお取りください。後日いつでもいいのでお返しください。
お金に余裕のある方はご協力をお願いします。」といった内容が書いてあり、
思わず、心の中で「神様ありがとうございます!」と叫びました。
その時の拝借したお金は、別の形で機会あるごとにお返ししています。