正直者が馬鹿を見ない [心の栄養]
「正しい人の単純さが物笑いとなる。」
この世の知恵とは、心をからくりで覆うこと、
本心を言葉で隠すこと、
偽りを真実でもあるかのように見せかけること、
真実を偽りでもあるかのように示すことである。
反対に、
正しい人たちの知恵とは何も見せかけないこと、
本心を言葉で表すこと、
真実をありのまま愛すること、
偽りを避けること、
無償で他人を助けること、
悪を行うよりも悪を耐え忍ぶこと、
不正を受けても復讐を全く求めないこと、
真理のために侮辱されるのを利得とみなすことである。
しかし、
正しい人たちのこの単純さが物笑いとなっている。
この世の知恵者たちは、
清らかさの徳を愚かさと考えているからである。
(教会の祈り読書)より
単純明快な答弁は分かりやすく
聴いていて気持ちがいい。
しかし、まやかしがある答弁は
まどろっこしくいらいらしてくる。
本人は嘘がバレているのに
くどくどと説明したことで
嘘を隠し通せたと思っている。
哀れな答弁者です。