人間は至高者の奴隷であるべき [心の栄養]
人間は奴隷であるべきである。
ただ人間にとっての選択は、だれの奴隷になるかということだけである。
もし自分の情欲の奴隷であるならば、人間の奴隷であることは間違いない。
もし霊の根源の奴隷であるならば、ただ神のみの奴隷である。
至高の主人を持つことはどんな人間にとっても光栄である。
「トルストイことばの日めくり 小沼文彦編訳」より
嘘をついた時に、それを隠そうと嘘に嘘をつく。
うまく嘘をついてその場をしのいでも、
いつばれるかと四六時中魂の休まることはない。
これは嘘の奴隷状態です。
情欲の奴隷とは人間にまとわりついている諸悪、
貪欲、特権意識、差別思想、賄賂、暴力、富・地位の誇に執着する、
与えられた仕事にたいして不誠実、争い、敵意、軽蔑、復讐心、などだと思います。
情欲の奴隷に負けない生活をしている人の魂は、神様に愛されている人、
つまり至高の主人に仕えている人です。
情欲の奴隷になったまま、あの世で閻魔大王に舌を抜かれ地獄で苦しむのか、
それとも、
神様に愛されて永遠の安息に与るかは、人間の自由であるということだと思います。