神が人間に苦しみを与えるのはなぜ? [心の栄養]
なぜ、神は人間に苦しみを与えるのだろうか。
人間の苦しみには、一体どんな意味があるのか。
その一つの答えは、
苦しみを味わった人には同じような苦しみを味わっている人の気持ちを想像する力が与えられるということだ。
病気の苦しみを味わうことによって、
私たちは病気の人たちの気持ちを想像できるようになる。
肉親との死別の苦しみを味わうことによって
私たちは同じように肉親を失った人の気持ちを想像できるようになる。
苦しみを味わうことによって、
わたしたちは、同じような苦しみを味わっている人の苦しみを想像し、
その苦しみを自分自身の苦しみのように感じることができるようになるのだ。
苦しみの体験はわたしたちに、
人の苦しみに共感する力を与えてくれると言っていいだろう。
片柳 弘史 神父
片柳 弘史 神父
(心のともしび)より
人に思いを寄せる。
言葉では簡単だが、多くの苦しみに遭った人は
言葉だけでなく、ごく自然に行いでも現す。
そういうことを人情深いと言うのだろうと思います。
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