愛や真実という宝 [心の栄養]
誰かが深い真実を話せば、
聞いた人にとっては外から新しいものをいただいたと思います。
しかし実は、人の魂の奥深くには、本来、愛や真実という宝が内在していて、
すでに潜んでいるその宝を想い出すだけなのです。
それが、「なるほど、わかった」という実感なのです。
子供は何も知らないとされているのは、
子供がこの宝を忘れているからなのです。
また、子供が時々凄いことを言うのは、
この宝をひょっこり思いついてそれを口にするからではないでしょうか。
このように、教えたと思っていても、
実は人の魂の奥深くにある愛や真実が思い出されて「なるほど」が発せられ、
それがまた私にとっての学びになるといったことがあります。
(心のともしび 越前 喜六 神父)より抜粋
千年前の真実が、いま語られると
「えっ!初めて聞いた」
とびっくりすることがあります。
初めて聞いたことなのに、徐々に心の中に浸透していくと
初めて聞いたことでないように思ってきます。
真実と、愛は世のはじめから終わりまで
生まれながらにして内在し
それが変わらないからでしょう。

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