プロテスタントとカトリックの壁 [心の栄養]
プロテスタントとカトリックを、ふだん隔てているものはなんなのだろう。
それはきっと、
自分たちこそが正しい、相手は間違っているという傲慢な思い込みだと思う。
神の前には、自分たちなど取るに足りない存在にすぎないこと、
真理を独占して相手を裁くことなどできるはずがないということを忘れ、
自分たちだけが正しいと思いこんで相手を裁くとき、
わたしたちの間に壁が生まれるのだ。
共に神の前に跪き、
祈りの中で自分たちがどれほど小さな存在であるかに気づくとき、
その壁は脆くも崩れ去り、わたしたちはまた一つに結ばれる。
(心のともしび 片柳 弘史 神父)より抜粋
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