願望

願望

歩く……それは人類の運命です。            

一人で歩くならそれは利己主義に過ぎません。

他人と一緒に歩くなら、それは団結、連帯感だといえます。

しかし他人の幸せのために歩くのは、心の品位また真の美徳です。           

タルムード(Talmud:ユダヤの律法とその解説)によりますと

この世には強いものが10あります。              

鉄は強いです。でも火は鉄を溶かす。          

火は強いです。しかし水が火を消す。          

水は強いです。しかし雲が水を蒸発させます。      

雲は強いです。しかし風が雲を遠くへ吹き飛ばします。  

風は強いです。しかし山が風を止めます。         

山は強いです。しかし人間が山を征服します。      

人間は強いです。しかし恐れが人間を怖がらせ震えさせます。

恐れは強いです。しかし睡眠が恐れに勝つ。       

睡眠は強いです。しかし死は睡眠より強いです。    

しかし、善良は死にも打ち勝ち、永久に生き残ります。 

（ドン・ボスコ社「落ち葉」より）

死を恐れない善良な生活、

つまり神様の望むような生活をしたいと励んでいます。

しかし、思うように行きません。

悪の誘惑の方が強いのです。

そのために神様に寄り縋るように祈りがあるんですね。

祈りは神様との対話です。