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看護師でなく看誤師(1) [生きる]

30年以上前に入院していた時に、注射しに来た看護師は僕よりも体格が良い。

当時は看護婦と称していた。

その看護師から注射されるのは初めてで、ずいぶん痛い注射だと思った。

間もなく注射した個所は青く腫れてきた。

別の看護師が「注射液がもれたのかも」といい湿布してくれた。

翌日また体格がいい看護師が注射しに来たので

「昨日注射した痕が青く晴れて痛い」というと

「今日はもっと痛くしてあげようか」と言われ、ビビってしまった。

個室だったので、逆らうのは命取りになると思い、黙り込むことにしました。


戴帽式を経て、看護婦となったのにはよほどの決意があったと思うのだが
誤った看る道を選んだのだろうか?

あまりにもグサリとくる一言だ。

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